なんとも人がたくさん入った試合だった。
公式ゲームでもないただの公開練習試合なのに。ただ、震災復興支援チャリティという大きな目的があったのだが。
やはり多くの人が義援金を贈りたいという思いだったのだろう。1万5千人もの方々が同じ思いで集まったのだろう。また多くのボランティアの方々のお手伝いにも頭が下がる。自分も直接的な復興支援をしたいと思うが、実行力がなくてただ募金箱にお金を入れるのみ。心の痛みを募金を続けることで和らげている。非常につらい日々である。
そんな思いをみんな思っているのであろう。来場した方達や選手みんな同じ思いだったと思う。特別な試合だった。
45分×3の練習試合だったが、1本目は主力クラスだと思う。ケンゴ・稲本・柴崎の安定した中盤と左サイドの小宮山の飛び出しや前線の矢島の懐の深さと突破力や楠神・ノボリのスピードあるドリブルなどワクワクする動きだった。縦に速い動きという相馬監督の意図がかなり徹底されていたと思う。横浜FCのサポーターの方には申し訳ないが、格が全く違うという印象を受けた。今の川崎は本当に強いと思った1本目であった。
2本目以降はメンバーも大幅に入れ替わって連携が崩れたので、個々の動きであまり参考にはならなかったかもしれない。自分の好きな田坂も精彩がなく動きも悪かった。未だ復調していないのか、ステップアップ途中の壁に当たっているのだろうか。期待の山瀬もゴールの時はさすがと思ったが、それ以外はあまりチャンスも無かった。いいボールを配球出来るケンゴや稲本がいれば生きてくるのだろうが。棗も予想通り良かった。期待できそうである。
面白かったのはカズコールをしたこと。確か3回はコールしたと思うが、メンバー紹介後のコールと惜しいプレーでゴールラインを割った直後に起き上がってフロンターレサポに向かって拍手をした後のコール、試合後場内1周時Gゾーン前の挨拶後の3回のカズコールだったと思う。いくら練習試合でも相手チームの選手をコールするはあり得なかった。異例中の異例だ。
やはりカズはキングカズである。日本の宝だと思う。復興試合の象徴であろう。これからも頑張ってプレーをしてもらって、復興に力を貸して欲しいと思わせる。頑張れカズ!
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2011/04/03
自己紹介
- 東京から川崎愛おじさん
- 品川区, 東京都
- 川崎フロンターレ初タイトルを望んでいます